科学者も認めるパワーフード
伝統的な食生活は健康に良いとされ、
地中海食、日本食
は寿命を伸ばすもと言われています。
加工食品が少なく、未加工な食品
- 野菜
- 果物
- 魚や海産物など
をバランスよく食べている事が長寿へと繋がっているそうです。
伝統食を食べているとメンタルも強くなり、うつ病の25~30%発症率が低くなる
そんな『日本食』に多く取り入れられているのが発酵食品。
そう 発酵食品 は、
科学者が認めるパワーフードなのです。
腸脳相関
腸と脳は繋がっていて「腸脳相関」といって、お互いに影響を与えます。
腸内環境を整える腸内細菌が脳内ホルモンをつくっています。
ちなみに、脳内ホルモンは腸で発見されたのでホルモンと呼ばれています。
腸内環境が悪化すると、うつ病になりやすくなったり、暴飲暴食をして太りやすくなってしまいます。
腸内環境が整えば、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌され、前向きな気持ちになり、脳の炎症がやわらぐ可能性も指摘されています。
腸内フローラ
私たち一人ひとりの腸には「腸内フローラ」と呼ばれている100兆個、300種類もの腸内細菌が住みついています。
腸内細菌には大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」と、そのどちらでもない「日和見菌」があります。
善玉菌
人体にとって有益な作用をもたらし、糖類を分解
悪玉菌
人体にとって好ましくない作用をもたらし、タンパク質を分解
日和見菌
中間的な菌で、善玉菌が優勢なら何も悪さはしませんが、悪玉菌が優勢になると悪玉菌に加勢し、悪玉菌を増やします。
善玉菌が糖類を分解する作用は「発酵」腸内を健全な弱酸性に保って悪玉菌の繁殖をおさえます。
一方、悪玉菌による分解は「腐敗」で、腐敗臭のするガスを発生させ、発がん物質を作り出すこともあります。
つまり、善玉菌を増やすにはお肉はほどほどに、発酵食品を多く取り入れることが大切です!
腸内細菌を育てる
腸内細菌郡 = マイクロバイオータ
の好物は乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖などです。
- 乳酸菌
ヨーグルトや納豆、漬物などの発酵食品。
- 食物繊維
野菜や大豆製品、穀物に豊富です。
玉ねぎ、ごぼう、バナナなど
このマイクロバイオータが飢えた状態になってしまうと私達自身の腸の粘膜層にある炭水化物を食べ、腸壁が薄くなり大腸に炎症が起こり免疫力が下がりアレルギーや病気にかかりやすくなってしまいます。
発酵食品で社交不安がやらわぐ
社交不安とは、コミュニケーションの場で強い緊張や不安を感じることです。
初対面の相手と上手く話せないのはもちろん、緊張で汗をかいたり、手足が震えたりといった症状です。
これは、ウィリアム・アンド・メアリー大学の700人の学生を対象にした実験です。
まず、学生全員に「普段の食事やエクササイズの週間」についてのアンケートを取りました。
そのうえで、不安や緊張の感じやすさをチェック。
すると以下の2つの傾向が出ました。
「日常のエクササイズ量が多い学生ほど不安や緊張を感じない」
「よく発酵食品を食べる学生ほど社交不安がない」
発酵食品の消費量が多い人ほど、社交不安のレベルは低く、
この効果は、不安や緊張を感じやすい人ほど顕著にあらわれたそうです。
つまり、普段から不安や緊張を感じやすい人ほど、発酵食品のメリットを受けやすいということです!
また、2014年にも「ぬか漬けや納豆を食べるとメンタルが強くなる」という論文が出ているそうです。
なのでコミュニケーションが苦手な人ほど、発酵食品はたくさん食べたほうがいいわけです!
生きた菌は腸には届かない!?
発酵食品には生きた菌がたくさん含まれます。
生きた菌が腸に届くことで、善玉菌が増えて私達の腸内環境を整えてくれる。
そして脳にもいい影響がある。
というイメージを持たれているのではないでしょうか?
しかし、マイクロバイオータが好むヨーグルトや漬物に含まれる乳酸菌などの菌は、加熱調理や胃酸に弱く、実は死滅してしまうことがほとんどなのです。
えっ!?と思いますが、大丈夫!
乳酸菌は死滅しても善玉菌のエサになったり、悪玉菌の出す有害物質を吸着して外に出しやすくしたりと、善玉菌のサポート役として大事な役割を果たしてくれているのです。
まとめ
腸と脳は繋がっていて、腸内環境が良くなれば脳にもいい影響があります。
腸内環境を整えるには、善玉菌を増やすことが大切で、腸内細菌のエサとなる乳酸菌・食物繊維・オリゴ糖などが必要です。
現代食にはこのエサとなる食事が不足していて、うつ病やアレルギー、免疫力の低下など体に悪影響を及ぼしています。
日本食にはこのエサとなる栄養素がバランス良く含まています。
中でも発酵食品はとても優秀!!
健康にもメンタルにも良いので、毎日の食事で積極的に食べましょう!