満員電車のストレス
「満員電車のストレスは戦場以上にストレスがある」という話を聞いたことはありますか?
結構、有名なお話なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
この話を聞いた時は「満員電車って生死に関わるぐらいのストレスってこと??」と衝撃をうけました。
学生時代から社会人になってほぼ毎日、人生の半分以上の日々を満員電車に乗って通勤、通学してきましたが、戦場に挑むような覚悟で電車を乗ったことはないですし、命の危険を感じたことももちろんありません。
満員電車のストレス
少し古いデータのようですが、臨戦態勢の戦闘機のパイロットや機動隊の隊員よりも、会社に通勤する人の方が強いストレスを感じるとの結果が出たそうです。
この調査を行ったのはイギリスの心理学者David Lewis。
125人の通勤者とトレーニング中のパイロットや警官それぞれの心拍数と血圧を比較。
その結果、通勤者の方が数値が悪かった。
つまり、トレーニング中のパイロットや警官よりも通勤者のほうがストレスが多いということ。
これは、戦闘機のパイロットや機動隊員は目前のできごとによって引き起こされるストレスに対し何かしらの対応が取れますが、満員電車で通勤しているサラリーマンは身動きが取れないので何の対策も取れず、ただ耐えるしかなくストレス値が高まったということです。
死ぬほどのストレスっていう意味じゃなくて良かったww
満員電車にはパーソナルスペース(他人に近付かれると不快に感じる空間)がありません。
パーソナルスペースは一般的に親密な相手ほど狭く、逆に知らない相手、敵視する相手にたいしては広くなっていきます。
そんな知らない人と密着して狭い空間に閉じ込められ、電車が揺れると押されたり重たい荷物を持ち替えることもできません。
そりゃ数値が悪くなるのにも納得です。
満員電車のストレスを減らす
電車の時間を変える
通勤、帰宅ラッシュのピーク時間を避けて電車に乗る。
空いてはいないですが、少し心にもスペースにも余裕ができます。
朝は30分ほど早めに出勤して、お茶を飲んだり同僚と話をしたりしてから仕事を始めていました。
夏場はとくに会社に着くまでに汗だくで疲れてしまいます。一息入れると仕事にも集中しやすいです。
乗る位置を変える
駅の階段付近の車輌や、車輌のドア付近はどうしても混み合いますよね。
閉まりかけのドアに急いでとび乗ってきたり、最初は空いていても次の駅でたくさん乗ってきたり…
いつも決まった場所に立っているなら、人の少なそうな場所を探してみてください。
私のオススメは座席前。
座席前は、視界もひらけて圧迫感が少ないので自分の場所が確保しやすいです。
好きな音楽を聞く
周りの人の迷惑にならないようにボリュームは控えめにして好きな音楽を聞く。
好きな音楽を聞いていると嫌な気持ちにはならないですよね。
周りのことは気にせず音楽を楽しめばストレスも減りそうですよね。
最後に
満員電車って嫌ですよね。
電車を使わないでいいように会社の近くに引越ししたり、在宅ワークをするという選択肢もありますが、なかなか難しいですよね。
記事を参考に電車のなかで少しでも快適に過ごせたら幸いです。