午後からの疲れが吹き飛ぶコーヒーナップ
コーヒーナップとは
コーヒーを飲んですぐに、15程度の短い昼寝をすることです
短い昼寝をする事で疲労感や眠気がなくなりスッキリ目覚めることができ、すぐに行動することができます。
とても簡単なので、効果があるので今日のお昼休みからでも試して見てください!
眠気覚ましのコーヒー
コーヒーを飲むとカフェインが小腸から血液に吸収されて脳に到達するのが約20分と言われています。
普通にコーヒーを飲むだけだと、この20分間は睡魔と戦い、我慢しなければなりません。
20分後、カフェインが効いてスッキリとはしますが、ずっと効果があるものではないので時間が経てばまた睡魔との戦いが待っています。
なぜ脳内にカフェインが到着すると覚醒する?
まず、眠気が起こるメカニズムを説明します。
脳内にはアデノシンと、アデノシン受容体があり、体が疲れてくるとアデノシンが分泌され、このアデノシンとアデノシン受容体が結合することで疲労感や眠気を感じます。
カフェインを摂取するとなぜ眠気が覚めるのかと言うと、カフェインとアデノシンはよく似た分子構造をしていて、カフェインがアデノシン受容体の鍵穴にピッタリ!はまります。
しかも、カフェインが体内で吸収されると、アデノシンよりも先にカフェインがアデノシン 受容体と結合するのです!
つまり、アデノシンとアデノシン受容体が結合しなければ眠気は起こらないということです。
ここまでがコーヒーの効果です!
昼寝
眠気が起こるメカニズムは分かって頂けたと思います。
日本人は睡眠時間が短く、慢性的な睡眠不足になると免疫力が低下し、体の不調へと繋がってしまいます。
人によって必要な睡眠時間は異なると思いますが、成人に必要な睡眠時間は7~9時間だそうです。
6時間以下の睡眠しか取れていない人も多いのではないでしょうか?
そんな睡眠不足が続くと眠たくなるのは当たり前です。
一般的は、人は夜にしか眠りませんが、一日の覚醒リズムは体内時計で管理され、昼間に眠たくなるのは自然なことなのです。
最近では、GoogleやAppleなど大手企業も、仮眠スペースを設けたり、安眠グッズなども置いて昼寝を推奨しています。
また、昼寝をすることで、能率や生産性が上がるという研究結果も多数発表されています。
仕事はダラダラ時間をかけるのではなく、効率よくスッパっと終わらしたいですよね。
コーヒーナップ
コーヒーと昼寝のいいとこどりをしているのがコーヒーナップなのです。
コーヒーは眠気を覚ますので、コーヒーなんか飲んで昼寝なんてできるの?
という感じがしますが、コーヒーのカフェインが脳まで到達するのが20分。
ポイントはこのカフェインが脳に到達するまでの20分の間に眠るということです。
(カフェインが到達してからでは脳が覚醒して眠れません。)
そして眠ることで、脳内に分泌されたアデノシンが減少されます。
眠るだけでも疲労や眠気は取れますが、カフェインを摂取することによって、カフェインとアデノシン受容体が結合し、脳が覚醒し短時間でスッキリ目覚めることができます。
ここでもう一つのポイントは15分程度の短い昼寝をする。ということです。
睡眠のメカニズムとして、眠り始めてから20分ぐらい経つと『徐波(じょは)睡眠』と呼ばれる深い睡眠にはいります。
30分以上の昼寝をして起きると、「頭がボーっとして体がだるかった。」という経験したことないですか?
コーヒーを飲むことで、寝過ぎを防いでこの徐波睡眠に入る前のちょうど良いタイミングにスッキリ目覚め、次の行動にすぐとりかかることができます。
コーヒーナップにオススメなのは、時間をかけずサッと飲めるアイスコーヒーやエスプレッソなど。
ここではコーヒーをじっくり味わってはダメですよ!
あと、「15分では眠れない」という人も大丈夫!
目を閉じてうとうとする程度でも良いそうです。
昼寝と同じ、脳を休ませるということが大切なんですね。
お昼の休憩やちょっとした隙間時間にもできると思うので、疲れたときに試してみてください。
きっとスッキリ目覚めることができますよ。